2012年 世界大会レポート

村田大輔氏予選5位で惜しくも準決勝進出ならず


10月21日にドイツのエッセンでカルカソンヌ世界選手権が行われました。

大会には世界25か国の代表各1名と昨年の優勝者(オランダ)の26名によって予選6回戦を行い上位4名が準決勝に進むというものでした。

第5戦、昨年度優勝者との対戦

村田氏は、予選前半を3連勝と素晴らしい滑り出しを見せました。
4戦目のオランダ代表には敗れたものの、5戦目には昨年度優勝者(昨年の日本代表、小向さんを決勝で退けた女性です)に勝ち、4勝1敗の暫定順位3位で予選最終戦を迎えました。

チェコ代表との予選最終戦

最終戦の対戦相手は、強敵のチェコ代表でした。この人は昨年も準決勝に進出しており、それ以前も好成績を収めているということでした。
そして結果は…… わずか1点差で涙をのみ、4勝2敗の好成績で予選を終えました。決勝トーナメント進出の可能性もあります。

いよいよ運命の予選順位発表です。10位からカウントアップ方式で名前が呼ばれていきます。
そして、5位の発表の時にまず司会者が“Today's most unlucky man is ..."と引っ張った後に、村田さんの名前が呼ばれました。

4位に滑り込んだのは、村田さんが5戦目に破った昨年度優勝者で予選成績は4勝2敗。
5位の村田さんとは1ポイント差だったそうです。何とも悔しい!!

村田さんのお子さんも応援

村田さんはご家族で応援されていましたが、奥様は悔し涙を流されていました。
優勝は村田さんがたった1点差で敗れたチェコ代表が飾りました。
決して村田さんが弱かったのではなく、単に巡り合わせが悪かっただけだと感じました。優勝も夢ではなかったでしょう。

昨年準決勝に進出したのは、日本・ドイツ・オランダ・チェコ。
今年準決勝に進出したのは、オーストリア・スロバキア・オランダ・チェコ
この中で、2年連続進出しているオランダとチェコは同じ人です。
メンバーが変わっても同等の成績を残している日本はプレーヤーの底上げができているものだと思われます。

来年以降がますます楽しみです。

日本代表村田さんの世界大会報告(JAGAMAGA(日本ゲーム協会・会報誌)より)

カルカソンヌ世界選手権報告

村田 大輔

(pdf:823kb)

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